6月になり徐々に暑くなってきて、電車や会社でも冷房がつき始めましたね。
「室内だと羽織るものが手放せない」「暑いのに手足が冷える」そんな方も多いのでは?
季節問わず悩まされる「冷え性」、実は原因も対策も人それぞれだって知っていましたか?

「サプリメントを飲んでるのに全然効かない…」
「温活してるのに、なぜかずっと冷たい…」
それ、“体質に合っていない改善法”を選んでいるからかもしれません。
中医学では、冷え性は「気・血・水」のバランスが崩れた状態と考え、タイプ別に根本的なアプローチを行います。
この記事では、漢方の知恵を借りて あなたの体質に合った冷え性改善法をやさしく解説します🌿「本気で冷え性を治したい」あなたにこそ読んでほしい、ポカポカ体質への第一歩です✨
この記事を読めば…
☑自分の冷え性の「タイプ」と原因がわかる!
☑今日から実践できる改善方法が見つかる!

written by はぐみ
🌷頑張らない!がモットーの1児のママ
🌷16年間の生理痛(激重)&子宮ポリープを2度切除経験
🌷妊活をきっかけに体質改善⇛重度の生理痛がほぼゼロに!
🌷『本当に実践できなきゃ意味がない!』
忙しいママでもできる体質改善・リラックス方法を発信
⚠健康法が逆効果!?冷え性を悪化させる“意外な習慣”とは
突然ですがここで、みなさんにお聞きします。
ダイエットや健康のために頑張っている習慣や気をつけていることはありますか?
あてはまるものがあるかチェックしてみてください👇️
□朝食はパンやスムージーなどが多い
□野菜やサラダ中心のヘルシーな食事にしている
□炭水化物を抜いている
□油やお肉は控えいている
□お水をたくさん飲んでいる
□汗をかくために辛いものをたくさん食べている
実はこうした良かれと思ってやっている健康法が冷え性を悪化させる落とし穴かもしれません。

「でもインスタではこれで痩せたって人がいたよ!」
「健康にいいっておすすめされていたのに…」
いまはSNSでたくさん情報が溢れていて、
結局何が正しいのかわからないし、実践してみたのもも本当に効果があるのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
例えば、
🌵乾燥地帯のサボテンと、🌿湿潤な森のシダ植物では、必要な水や光の量、育て方が全然違いますよね?
どちらも“植物”という点では同じ。
同じように、一言で冷え性と言ってもタイプによって原因やケア方法が違うんです。
誰かの対処法があなたに効かないのは、「間違ってる」からじゃなく、「あなたに合ってないだけ」かもしれません🌱

でもずっとこの体質だし、今から変えるのは無理なんじゃない?
慢性的になってくると自分はこういう体質だと諦めて放置してしまいがちですが、体質は変えられます!
むしろ、日々の小さな習慣を見直すことで、体はちゃんと変わっていきます🌱一緒に改善していきましょう!
🔍 冷えは体からのサイン
西洋医学では病名がつきにくい「冷え性」も、中医学では体のエネルギー(気)や血の巡り、体を温める力(陽気)の不足や滞りである「未病」として考えます。
体がSOSとして何かしらの症状(不調)を出して私達に教えてくれているとみていきます。
冷えは「万病の元」とも言われますが、確かに、西洋医学的にも、体温が低いと免疫力が低下し、癌細胞が活発に増殖しやすい環境になるため癌のリスクを高める可能性があるとされています。
液体は冷やすと固まり流れにくくなり、温めると溶けて流れますよね。
それと同じことが人の体で起きると考えてみてください。
そうすると・・・
⇨栄養が巡らなくなる
⇨各臓器や自律神経がうまく機能できなくなる
⇨不調・病気になる
つまり、体が冷えると細胞の活動が弱まり、体本来の力を発揮できなくなることで病気になるリスクが高まるということなのです。
❄️ 2. なぜ冷え性になるの?|原因とタイプ別の傾向
ではなぜ冷えてしまうのでしょうか。
漢方の考えでは 大きく分けて「気虚」「血虚」「陽虚」「瘀血」の4つの体質タイプがあり、それぞれ原因や症状が異なります。
まずは各タイプと冷えが表れやすい部位についてご紹介します。自分がどれにあはまるかチェックしてみましょう!

症状や患部を切り取って考えるのではなく、体全体のバランスが崩れていると考え、関連している他の部位や全身のバランスをみて原因や改善方法を探していきます。
🌬 1. 気虚タイプ(エネルギー不足)
気虚タイプの方は、疲れすぎ、エネルギー不足、食事・栄養が足りていないことが主な原因です。
日頃 体力・気力ともに使いすぎて補給が間に合っていないことにより、全体的にエネルギーが足りていない状態になっています。
■食事
・温かく栄養のある食事を意識しましょう。胃腸に負担をかけず、滋養強壮によいとされている食材がおすすめです。
【おすすめ食材】鶏肉、山芋、はちみつ、もち米
【おすすめ料理】参鶏湯、とろろご飯、きなこはちみつヨーグルト
・脂っこい食事や刺激の多い食事は消化するのにまた体力をもっていかれるので、なるべく穏やかな味付けで。
■生活習慣
・まずは休息、睡眠をしっかりとりましょう。(23時前就寝が理想)
・エネルギーを補給するために、朝食は抜かずに食べましょう。おすすめはお粥やお味噌汁です。たくさん食べなくてもいいので、ゆっくり噛んで味わって食べ、胃からじわっと全身が温まるのを感じてください。
・運動より「休養」を優先しましょう。体を労って体力回復を重視してください。深呼吸や軽いストレッチは気の巡りも整えてくれるので◎
🩸 2. 血虚タイプ(血の不足)
血虚タイプの方は、日頃から貧血気味だったり立ちくらみがあったりと 血が不足している状態です。
そのため 臓器や四肢などの体のメイン以外の部分(つまり末端)まで届ける血液が足りず 指先が冷えやすい傾向があります。
また、血液を通じて全身に送られるホルモンもうまく体の組織に巡らなくなり ホルモンバランス・自律神経が崩れやすいので、更年期の方などは冷えを感じやすくなることもあります。
■食事
・1日に1食でもいいので、血液を増やし、鉄分を補える食事を意識的に摂るようにしましょう。難しいときは 白っぽい色の食材よりは赤や黒色をした食材(血を補ってくれる食材)を選んでみてください。
【おすすめの食材】黒きくらげ、ほうれん草、クコの実、レバー、黒ごま
【おすすめの食事】レバニラ、黒きくらげと卵の炒め物、黒ゴマバナナジュース
・冷たい飲み物やアイス、コーヒーなど 体を冷やすものは摂りすぎないように注意しましょう。
■生活習慣
・血は夜 寝ているときに作られます。夜更かしを避け早く寝ましょう。スマホのやり過ぎ、テレビの見すぎなどは目を酷使するのでさらに血を消耗します。
・ホルモンバランスが乱れることにより、イライラしやすかったり 落ち込みやすかったりします。精神的ストレスに弱いので、アロマや入浴など リラックスできる時間を作ることも大切です。ストレスを感じたらやりたいこと・好きなことをやって発散しましょう!
❄️ 3. 痰湿タイプ(体を温める力の不足)
痰湿タイプの方は、甘いものや冷たいものを飲むのが好き という方に多いタイプです。水分を溜め込みやすく 体の内側から冷えやすいので、お腹を壊しやすかったり、人より寒がりだったりする傾向があります。また、頭痛やむくみがひどく、湿気の多い梅雨の時期が苦手です。
■食事
・選びたいのは体を温める温性の食材、温かい食べ物です。血行を良くして体を温めてくれます。
【おすすめの食材】羊肉、シナモン、しょうが、にんにく、長ねぎ
【おすすめの食事】豚汁、はちみつ入りシナモンラテ、
・痰湿タイプさんは体がべたついたり熱がこもったりして、湿気が多い日は暑く感じることも多いと思いますが、冷たいものは控えめにしましょう。
■生活習慣
・お腹、手首、首、足首などを冷やさないようにしましょう。家の中では腹巻きをしたり、夏でも足首まである靴下を履くのがおすすめです。
・運動をして基礎代謝をあげ、巡りをよくしましょう。いつもと同じ道でも早足大股でスタスタと歩くだけでもだいぶ息があがるしいい運動になります。宅トレでもウォーキングでもいいので、とにかく筋肉をうごかして体を温めましょう!

ちなみに、私のおすすめYouTubeをこちらに載せておきます!30代、40代の初心者さん向け動画や、産前産後のママさん向け動画など女性にやさしいトレーニングを教えてくれる先生です🥰
リールやショート動画をただなんとなく眺めてしまうその時間で、冷え性が改善できますよ!実際に私は足のむくみや冷えがかなり改善され、スタイルも変わりました!
⇨www.youtube.com/@hiitmefit
💧 4. 瘀血タイプ(血行不良)
瘀血タイプの方は、血行不良が主な原因です。日中座りっぱなしだったり、運動不足な方は要注意です。
生理痛が重たかったり、下半身は冷えるのにのぼせやすかったりします。
また、中医学では「血は気を運ぶ役割がある」と考えていて、血が滞ってうまく巡らない瘀血タイプさんはイライラやPMSなどの症状を重くなりやすい傾向があります。
■食事
・まずは血行を促す食材、それと一緒に気分をすっきりとさせてくれる香りがあるものもおすすめです。
【おすすめ食材】黒酢、玉ねぎ、にら、柑橘類、しそ
【おすすめ料理】ニラ餃子(黒酢をつけて)、しそつくね、陳皮茶
・野菜はサラダで食べるより、加熱して摂るようにしてみてください。体を冷やす原因となるので冷たいもの、甘いものは食べ過ぎ内容に注意しましょう。
■生活習慣
・運動やストレッチをして血行を良くするように心がけましょう。のぼせやすいため、お風呂は熱いのに入るより ぬるめでゆっくり入るのがおすすめです。
・自分よりも他人を優先してやりたいことを我慢したり、知らず知らずのうちにストレスが溜まっているとイライラしたり、メンタルが不安定になりがちです。休むことに罪悪感を感じることはありません。やらなきゃいけないことは最低限で終わらせて、自分のやりたいことや体調を優先することも大切です。
このように、食事+生活習慣のセットで体質別に対処することが、冷え性改善の鍵です🔑✨
自分はどのタイプ?と気になった方は、ぜひこちらからチェックしてみてください👉️その疲れ「未病」かも!?セルフチェック&タイプ別解説〜気血水バランス編〜
どのタイプの冷え性さんにもおすすめ!毎日できる温活アイテム
冷え性のタイプに合わせて食事や生活を整えるのはとても大切ですが、
「すべてを一度に変えるのは難しい…」という方も多いはず。
そこで、どのタイプの方にも手軽に取り入れやすい、
“毎日の習慣にしやすい温活アイテム”を厳選してご紹介します🌿
忙しい日々の中でも無理なく続けられる
「温活ドリンク」と「漢方薬」で、体の内側からポカポカを育てましょう✨
温活ドリンク☕️
「温活って時間がかかりそう…」「忙しくて習慣にするのが難しい」
そんな方にこそおすすめなのが、“飲み物”での温活です☕️
特にこれからの季節、冷房や冷たい飲み物で知らず知らずのうちに体が冷えがち。
でも、どうせ水分補給するなら、“体を温める”飲み方を選びませんか?🌿
ここでは、忙しい毎日でも無理なく続けられる、冷え性対策にぴったりの温活ドリンクを3つご紹介します👇🏻
☕黒豆茶
血行促進効果があり、冷え性対策に最適。最近では自動販売機やコンビニでもよく見かけるので手に取りやすいです。
☕紅茶+スパイス(シナモン、ジンジャー、カルダモンなど)
カフェによく行く人は、ぜひ試してみてください!「シナモンチャイ」や「チャイ」といったメニューでよくおかれています。
体を温め、リラックス効果も。
☕はちみつしょうが湯
寝る前に飲むと、体の芯から温まります。しょうがはおろして食べると体を冷やし、温めて食べると体をあたためてくれる万能な薬味です。苦手な人はゆず🍊もおすすめ!「はちみつ+ゆず」が一緒になっている「柚子蜜」はヨーグルトやパンに塗っても美味しいのです。
漢方薬
「冷え性に効く漢方」を探している方も多いのではないでしょうか。漢方薬は体質に合わせて選ぶことが重要です。市販で買えるいくつか代表的な漢方薬と、手軽に始められるサプリメントを紹介します。
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
中(=胃腸)を補い、気(エネルギー)を増やす処方。疲れやすい、胃腸が弱い、冷えやすい方におすすめ。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰と芍薬を中心に、血を補い巡らせる処方。貧血気味、冷え性、生理不順、むくみやすい方におすすめ。
・八味地黄丸(はちみじおうがん)
八つの味を持つ薬材で、腎を温め、気・血を補う処方。腰痛、頻尿、冷え性、下半身の倦怠感がある方におすすめ。
温活グッズ
おまけに、私が使ってよかったおすすめグッズをご紹介します。
・レッグウォーマー
冷え性さんでも、「どうしても家では素足がいい!」「靴下は締め付けられるから脱ぎたい!」という方もいるのでは?
そんな方におすすめなのがレッグウォーマーです。
「暑いから裸足がいい」と「でもクーラーで冷えるのは嫌だ」という矛盾したわがままを叶えてくれる神アイテム!暑い夏でも大活躍するので、まだ使ったことがない人は試してみて!
・エプソムソルト(硫酸マグネシウム)
入浴剤にはぜひ「硫酸マグネシウム」や「エプソムソルト」が入っているものを使ってみてください。
ぬるいお湯でも体を芯まであたためてくれて、血行が改善されます。ただのお湯で入った時とでは、お風呂を上がった後の体の軽さが全然違って驚きました😲お休みの日にぜひゆっくり入ってみてください。
まとめ:体質に合った冷え性改善がカギ!
いかがでしたか?冷え性の改善には、食事、漢方、生活習慣の3つの側面からの総合的なアプローチが効果的です。「冷え性 対策」と一口に言っても、その方法は様々。自分に合った方法を見つけることが大切です。一人で頑張りすぎず、少しずつ生活に取り入れて、自分に合う方法を探してみてくださいね。
気になる症状がある場合は、専門家への相談も視野に入れましょう。
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