
「なんだか最近、やる気が出ない…」
「体が重だるくて、家事も育児も億劫…」
4月から始まった新生活も、はや一ヶ月が経ち、あっという間に新緑あふれる5月になりましたね。
心も体も疲れやすいこの時期、それはもしかしたら「五月病」かもしれません🌿
新しい環境への適応や、子どもの新しい学年スタートなど、ママにとって4月5月は特に慌ただしい時期ですよね。
頑張り屋さんのママほど、知らず知らずのうちに心身に負担がかかっているかもしれません。
今回は、そんな五月病を無理なく乗り切るために、古代中国から伝わる「薬膳」の知恵を取り入れた食事と過ごし方をご紹介します✨
忙しいママでも簡単にできる方法ばかりなので、ぜひ参考にして、心も体も軽やかに過ごしましょう!
五月病って一体なに?
五月病とは、新しい環境への適応や、それに伴うストレス、疲労などが原因で、心身に様々な不調が現れる状態のこと。
医学的な病名ではありませんが、多くの人が経験する身近なものです。
💡こんな症状ありませんか?
□ 何をするにもだるい、疲れやすい
□ 食欲不振、または過食
□ 寝つきが悪い、眠りが浅い
□ イライラしやすくなる
□ 集中力が低下する
□ めまい、頭痛、肩こり
これらの症状が複数当てはまる場合は、五月病の可能性があります。
なぜ五月病になるの?
五月病が発生しやすい理由は、春から夏へと向かう「季節の変わり目」にあると言われています。
この時期は気温の変化が激しく、自律神経が乱れやすくなるため、心身のバランスが崩れやすいのです。
また、新生活による環境の変化や人間関係の構築なども、ストレスとなり五月病を引き起こす要因となります。
薬膳で心と体を優しくケア
薬膳では、心身の不調は体内のエネルギーバランスの乱れが原因と考えます。
春から初夏にかけては特に「肝(かん)」と「心(しん)」の働きが重要になります。

「肝」は気の巡りを、「心」は血の巡りを司る臓器です。
これらが弱ると、イライラしやすくなったり、不安を感じやすくなったり、不眠などの症状が現れやすくなります。
つまり、「肝」のケアと「心」のケアが五月病予防の鍵となるのです!
薬膳の考え方を取り入れ、バランスの良い食事と生活習慣を心がけることで、心と体を穏やかに整え、五月病を乗り切りましょう。
五月病対策におすすめの薬膳食材&簡単レシピ
薬膳は決して難しいものではありません。
普段の食事に少し工夫を加えるだけで、手軽に薬膳効果を取り入れることができます。
忙しいママでも簡単にできるレシピをご紹介しますね!
〜五月病対策におすすめの食材〜
レシピをご紹介する前に、ここでいくつか食材をご紹介します💡

【なつめ】
心を補い、精神を安定させる効果があります。甘みがあるので、おやつ代わりに食べたり、お湯を注いでお茶にして飲むのもおすすめです。あまり日本人には馴染がないかもしれませんが、韓国や中国では親しまれている果実で、輸入商品を扱っているスーパーやAmazon、楽天でも購入できます🧺

【黒ごま】
肝を養い、血を補います。不足しがちな栄養素を補給し、体力回復をサポートします。
すりごまの方が吸収しやすくなるのでおすすめです◎納豆やおはぎなどでいただくのが美味しいですよ😀

【クコの実】
血を補い、肝と腎を滋養します。目の疲れや乾燥にも効果的です。
杏仁豆腐の上によく乗っていますよね。中華調味料のコーナーに並んでいることが多いです。そのまま食べてもいいですが、スープに入れたりシロップなどに漬けて食べるのがおすすめです。

【小松菜】
体の熱を冷まし、血と気を補い、体の機能を高めます。のぼせやすい、イライラするといった春に起きやすい肝の不調に効果的です。使い勝手がいいのも嬉しいポイントですね!

【レモン、オレンジなどの柑橘類】
気を巡らせ、気分をリフレッシュさせる効果があります。
レモン果汁をサラダやお肉などにかけて食べるだけでも
気分がスカッとしますよ。
〜五月病に負けない!簡単おすすめレシピ3選〜
今回は子どもも食べやすいレシピも含め、3つご紹介します。

・なつめ 3粒くらい
・クコの実 5粒くらい
・お湯あるいはお好きなお茶 150ml
◯作り方
1. コップになつめ、クコの実、お湯を入れて5分ほど蒸らせば完成。
ほんのりとした甘さと酸味が疲れた体に染み渡ります。寝る前に飲むとリラックス効果も◎。
◯材料(4個分)
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・砂糖 30g
・すりごま(黒ごま) 大さじ
・水 or 牛乳 100ml
・サラダ油 or 溶かしバター 大さじ1
◯作り方
1.マグカップやお好きな型に材料を全部入れて混ぜます。
2.電子レンジで約1分半加熱します。(様子をみて追加で加熱してください)
爪楊枝を刺してみてドロっとした液がつかなければOK

ちょっと大人な黒ごまも、おやつにすれば子ども食べやすくなりますよ😀
黒ごま×バナナの相性もおすすめです!
◯材料(2人分)
・鶏ひき肉 150g
・絹ごし豆腐 50g
・片栗粉 大さじ1
・すりおろし生姜 少し(なくてもOK)
・塩 少々
◯作り方
1.ひき肉・豆腐・片栗粉(と生姜)を混ぜて丸める
2.フライパンで両面焼き、火が通ったら取り出す
3.つけてつくねにかける
👉 家族みんなで食べられて、お弁当にもぴったり!
季節に寄り添った生活習慣で心身をリフレッシュ
食生活だけでなく、生活習慣も五月病対策には重要です。
以下のポイントを意識して、心身をリフレッシュさせましょう。
◯朝の光を浴びる
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経が整います。
この季節は日が登るのが早いので朝日を浴びやすいと思います。ぜひ、カーテンを開けて、朝の光を浴びながら深呼吸してみましょう。
◯深呼吸を意識する
疲れやストレスが溜まると、無意識に呼吸が浅くなりがちです。
1日1回でもいいので、伸びや深呼吸をしてリラックス効果を高め、自律神経のバランスを整えましょう。
◯無理せず、リラックスできる時間を作る
好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり…
自分の好きな方法でリラックスできる時間をつくりましょう。
◯季節の花を飾る
季節のお花を飾ってみるのもおすすめです。視覚からも癒し効果を得ることができます。

色・匂い・花言葉などのお花にまつわる話題で家族との新たな会話のきっかけになったり、子どもの好奇心を刺激することにもつながるかもしれません。
◯軽い運動をする
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動もおすすめです。
体を動かすことで、気分転換になり、ストレス発散にも繋がります。
◯睡眠時間を確保する
質の良い睡眠は、心身の健康に不可欠です。
眠れないときは、睡眠BGMを流したり、枕元にアロマスプレーを一吹きして深呼吸してみるのがおすすめです。
こちらでも超時短でできる入眠方法をご紹介していますので、興味がある方はぜひ読んでみてください💡
心と体を労わって、笑顔あふれる毎日へ
五月病は「気合い」で乗り越えるものではありません🌱
大切なのは、自分の体と心の声に耳を傾け、優しく労わること。
今回ご紹介した薬膳の知恵や生活習慣のアドバイスを参考に、できることから少しずつ取り入れてみてください。
忙しいママだからこそ、自分のケアも大切です。
心身が健康でいることで、子どもたちにも笑顔で接することができます。
自分も家族も笑顔で過ごせるよう、無理なく、楽しく、五月病を乗り越えましょう!✨
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