体質解説〜血虚タイプ〜

この記事では、気血水バランスチェックで血虚タイプの方の原因、対策について解説していきます。

目次

  • 血虚とは?
    あてはまるかチェック!
  • 考えられる原因
  • 改善方法
  • おすすめの食材
  • 意外と落とし穴?食事の”量”と”内容”を見直そう!
  • まとめ

written by はぐみ
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血虚とは?

血虚とは何かを説明する前に、中医学における「血」について少し説明させてください。

西洋医学では、血といえば赤血球、白血球、血小板、血漿などから構成される体液を指しますが、中医学ではもっと広い意味で使われます。

具体的には、

血液そのもの: 西洋医学の血液と同じ意味。酸素や栄養を全身に運び、老廃物を回収する役割。
栄養物質: 体に取り込まれた栄養素。気によって全身に運ばれ、体の組織や器官を滋養する。
潤い: 体を潤し、乾燥から守る役割。肌や髪、粘膜などの状態に影響を与える。

これらの要素を総合的に捉えたものが、東洋医学における「血」です。

つまり、「血」は体の潤いや栄養状態を反映する重要な指標と言えます。

血虚は、この「血」が不足し、各臓器に栄養や潤いが十分に行き届かなくなり不調を起こす状態のことです。

あてはまるかチェック!】

□顔色が蒼白で、血色が悪い
□唇や爪の色も薄い
□かすみ目、ドライアイ
□肌や髪の乾燥、かさつき、抜け毛が目立ってきた
□爪がもろく、割れやすい
□めまい、立ちくらみ、耳鳴りがする
□生理不順、月経量が少ない、無月経
□眠りが浅い、寝つきが悪い、夜中に目が覚める
□息切れ、動悸がする
考えられる原因
  • 無理なダイエット、不摂生
    偏った食事や極端な食事制限などは、十分に血が足りなくなり、気や必要な栄養が巡らず不調が出てしまいます。
  • 不規則な生活、ホルモンバランスの乱れ
    睡眠は、日中消費した血を補給し巡らせる大切なメンテナンス時間です。夜ふかしや朝遅くに起きるなど、不規則な睡眠はホルモンバランスを乱し血虚となる原因となります。
  • 出産、手術など
    多量出血のあとは血虚に陥りやすくなるので注意が必要です。
改善方法

・食生活の改善
まずは規則正しく食事を摂ること。
そして「〇〇抜きダイエット」「〇〇だけダイエット」など極端なダイエット方法はやめて、きちんと食事を摂りましょう。
特に、鉄分やタンパク質など血を補う食材を積極的に摂りましょう。「おすすめの食材」は後ほど紹介します。

・夜ふかしは厳禁!
長く寝ればいいというわけでもありません。夜ふかしせず、できるときは早めに就寝しましょう。
眠れないときは軽くストレッチをしたりお風呂にゆっくり浸かる、睡眠用BGMを流すなどしてリラックスしてみてください。

・アロマテラピー
ゼラニウム、ローズなどの精油は、ホルモンバランスを調える効果が期待できます。アロマバスやアロマオイルマッサージなどで取り入れてみましょう。時間がなくて疲れ果ててもベッドの上でできる、アロマを使ったリラックス方法をご紹介している記事もあるので参考にしてみてください。⇨寝不足ママの救世主!5分で疲れが取れる魔法のリラックス術✨

おすすめの食材

血虚タイプさんにおすすめの食材をいくつかご紹介します。

🧉漢方Tips
レバー、赤身のお肉、卵🍖
⇨血を補い、体力回復に◎
 目が疲れやすい方、貧血や産後の方におすすめです。

・なつめ、黒きくらげ、黒豆、黒糖など
⇨血虚の人は、日頃から黒色や赤色の食材を意識して摂ってみることがおすすめ!
 血を補うだけでなく、潤いを補給してくれたり、女性特有のトラブルにも効果的です

【注意したいこと】
野菜を食べるときはサラダなど生ではなくお味噌汁やスープなど温かいものをいただきましょう
また、コーヒー・エナジー飲料などに含まれるカフェインは鉄分の吸収を妨げるので過剰に摂取することは避け、なるべく食後に飲むようにしましょう。
意外と落とし穴?食事の”量”と”内容”を見直そう!

普段、皆さんが食べている食事量はどれくらいでしょうか?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、30代女性のタンパク質推奨量は、身体活動レベル「普通」の場合「50g」と設定されています。

その場合の食事例はこんな感じになります↓
※タンパク質の摂取量は概算です

朝食 (約15g)
 卵焼き (卵2個使用): 12g
 納豆 (1パック): 8g
 味噌汁、ご飯
昼食 (約20g)
 焼き魚 (鮭一切れ100g): 20g
 ご飯、野菜の煮物
夕食 (約15g)
 豚肉と野菜の炒め物 (豚肉80g使用): 16g
 豆腐とわかめの味噌汁: 5g
 ご飯

どうでしょう?思ったより量が多くないですか・・・?

ご飯食べているつもりだけど貧血気味、ふらふらする、という人は、
自分が思っている以上にご飯を食べる量が少ないか、タンパク質が足りていない可能性があります。
(もちろん、それだけでは無いと思いますが)

ダイエットを意識して油やカロリーを控えている人や、お肉=太ると思って野菜ばかり食べている人も、要注意です。
体を機能させる食事ではなく、お腹を満たすだけの食事になってしまっているかもしれません。

私が生理痛を改善する時は、まずは卵や納豆など手軽なものは食べる頻度を増やし、外食であればなるべくお肉かお魚を食べるなど意識して摂取量を増やすようにしました。


血は栄養や潤いだけでなく気も一緒に運びます。
心身ともに健康を維持するためにも、規則正しい食事と合わせて量や内容も見直し、十分な血を作るための栄養を摂りましょう。

まとめ

いかがでしたか?
血虚タイプのポイントは”血の補給”です。心当たりがあった方、体のコンディションがもうちょっと良くなるといいなと思っている方、ぜひできそうなことから始めてみましょう!

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